ホロスコープというのは英語で「horoscope」、日本語訳にすると「星占い」または「12宮図」という訳になります。
(12宮は黄道十二星座のことで順番に牡羊座、牡牛座、双子座、蟹座、獅子座、乙女座、天秤座、蠍座、射手座、山羊座、水瓶座、魚座になります。)
生まれた時間と場所さえあれば個人のホロスコープは作成できます。
ネット上では簡単に作成することができるので調べてみてください。
太陽星座のみで占うのは無謀
ホロスコープ上では太陽、水星、金星、火星、木星、土星、天王星、海王星、冥王星の惑星の星座を中心に読んでいきます。
一般的にテレビや雑誌で占いは太陽星座がどこの星座かを表しています。
実はこの太陽星座のみで占いをするというのは、非常に大雑把で無謀と言わざるを得ないところがあります。
何故なら太陽星座が牡羊座でも月星座や金星星座、水星星座、土星星座などそれぞれ違う場合があるからです。
太陽というのはその個人のホロスコープを説明する上で2割から3割程度で、残りの7割8割は他の惑星星座の要素間を読み解かなければならないのです。
それに加えてサビアンシンボルを含めるとより多様な切り口で個人を読み解くことができます。
サビアンシンボルについてのコラムはこちら
その人だけの個別化されたホロスコープ
サビアンシンボルとは簡単にいうと黄道十二星座の円の360度(1星座30度割り当て)1度ごとにシンボルが割り当てられ、1度ごとに意味を持っているという考え方です。
つまり同じ太陽星座牡羊座でもその牡羊座の1度と牡羊座21度では全く違う性質を持つのですね。
太陽星座のサビアンシンボルだけでなく先にあげた太陽系の天体全てにサビアンシンボルが割り当てられると、そのホロスコープはとても特別な、その人だけの個別化されたホロスコープになるというわけです。
星の配置図から本来的な自分を理解する
人間というのは多面体であり一方向の解釈だけでは説明がつかないことが多々あります。
そういう意味でホロスコープを使って個人を分析するということは、自分をより多面的に理解することに繋がると思います。
そして個人が生まれた時の星をネイタルの星、ホロスコープといいます。
また過去や現在、未来の星の動きをトランジットの星、ホロスコープといいます。
このトランジットの星の配置図から未来や過去の星の関係性を読むことで、本来的な自分というものが理解できると私は考えています。
人間というのは過去に思いを馳せると優しくなり、未来に意識をやると勇気と希望が湧いてくるのです。
そしてその間にある現在の自分は過去と未来を繋ぐ結節点なのです。