行く川の流れは絶えずしてしかも元の水にあらず。
淀みに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、久しくとどまりたるためしなし。
吉田兼好の言葉です。
彼は、時間の経過とともに人生は夢のように消えていくものだと人生の無常を表現しています。
これは、時間を川の流れに例えたものです。
川の水と時間は、もとの場所に戻ることはなく一方向に進んでいます。
しかし精神世界の場合は違います。
占星術では、水瓶座で空間の概念がなくなり、魚座でさらに時間の概念がなくなります。
最後の魚座は、潜在意識、瞑想状態や生まれる前の状態を意味しているからです。
人間は、頭の中で思い出すことで過去に飛び、
夢や希望をもって未来を想像、創造、妄想していきます。
健在意識は、時間を川流れや矢のようにとらえ
潜在意識は、思いを巡らすようにほぼ同時に過去、未来、現在を合わせてとらえるわけです。
時間というのは過去や未来が折りたたまれた現在なんです。
その現在に焦点を当てるのが卜術やジオマンシーだったりします。
今に焦点をあてて生きることが何よりも大事だと精霊たちは言っています。
イマとココ、時間と場所を重視している星座は、牡羊座から山羊座までです。
冥王星は、その最後の山羊座の旅を今年終え空間を超え水瓶座への旅を始めていきます。
特に山羊座さんは、本当によくがんばった、お疲れ様でした。もう一踏ん張りです。
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