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瞑想と感覚

こんにちはほしのすけ☀️です。
 
 近松門左衛門の芸術観 「虚実は皮膜の内にあり」という言葉があります。これは嘘も真実も薄い皮膜に覆われた1つの存在だということを示しています。嘘の中に、真実がなければ演じることはできないし真実の中には必ず嘘も含まれているということです。歌舞伎や芸術というのはそういう薄い皮膜の中に本質があるということになります。
 最近、自分の皮膚感覚がとても敏感になりつつあります。皮膚感覚は占星術でいうと天秤座あたりを指しますが私はこの天秤座に冥王星、土星、火星ともっとも星が集中しています。今の私の年齢域は火星期なのでそういう時期なのかもしれません。
 皮膚感覚は、瞑想などをして意識してみれば面白く、それは自分・自我と世界の境目だということがわかります。瞑想をすると自我感覚(牡羊座)と思考感覚(牡牛座)言語感覚(双子座)聴覚(蟹座)が絶えず動いているのがわかります。
 それらの感覚を自覚したり、頭で考えるのではなく皮膚感覚に移っていくとその自我は境界を超えていく(拡大・消滅)ような感覚が感じられるのかもしれません。(ちなみに皮膚感覚は占星術と感覚で紹介したシュタイナーの第三グループの感覚、触覚にあたります。)
 皮膚感覚を曖昧にすればするほど何か自我の拡大や消滅のようなことが起こるのだと思います。その感覚世界を昔の人々は悟るといった言葉にしたのかもしれません。いずれにしろ瞑想には自分にあったものがあるのだと思います。
 そして自分に合った瞑想法を意識するには感覚を意識するのがとても大事な気がしています。占星術の観点から感覚世界を探求するのも面白いですね。

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