蟹座は水の星座、天秤座は風の星座です。
そして蟹座と天秤座はスクエア90度の角度の位置にあります。
天秤座はその人間関係の広さと公平さは他の星座にないものを持っていますが
蟹座は初対面では甲羅の様な強固で自分の殻を守り家族や親しい人間関係以外を寄せ付けないところがあります。
その性質から蟹座の本心は繊細で傷つきやすくとても優しい面を持っているのです。
天秤座の視点でいくとその社交性から人間関係を公平に扱おうとします。
初対面で天秤座は極力自分という人間をよく見せることで相手の印象を良くしようと心がけるのです。
そういう意味では初対面では最強の人間関係を発揮する星座といえます。
蟹座の視点では最後まで本音は見せたくない
親しい人は多くなくていいという星座でもあり限りなく内弁慶のような星座なのです。
この蟹座は初対面では天秤座の社交性に自分はついていけないと思うことが多いような気がします。
なので初対面で壁ができるのがこの組み合わせだといえます。
そして天秤座というより風の星座自体、人間関係に密なものを求めません。
その中でも天秤座は風の活動宮の星座、活発な社交性は人間関係を広く浅くする上で不可欠なものです。
それに対して水の活動宮の蟹座はその性格では内輪では積極的なところがありながら外から攻撃されると本気で守ろうとします。
12星座のはじめの牡羊座は活動宮から始まります。
活動、固定、柔軟の順に4回(例えば牡羊座→牡牛座→双子座)繰り返すのです。
なので柔軟宮のつぎには必ず活動宮が位置しています。
活動宮とは終わらす力を持っています。
始める力というのは終わらす力と同等なのです。
蟹座というのは風の双子座の次に位置していて一旦風の性質を終わらせるという役目があります。
天秤座は前の星座の地の乙女座の現実的に地力を身につけていく過程を終わらせてそれを客観的な他人に評価してもらうという役目があるのです。
特に風の性質を終わらす蟹座にとって天秤座は同じ活動宮なので何かを始めるという活動がかぶります。
風の性質を始めようとする天秤座に対して水の性質を始めようとするのが蟹座なのです。
蟹座と天秤座の関係というのは以上のことから困難を伴う関係性のように思われるかもしれません。
お互い予想もつかない角度で捉えているので相手の性格が予想できないのですね。
ちなみに個人のホロスコープ上で月の蟹座、水星天秤座のスクエアを持っている人は
言っていることと感じていることが違う天邪鬼になります。
蟹座と天秤座に限らず月と水星のスクエアは天邪鬼になりやすいです。
しかし自己矛盾を持つ人間ほど人間臭い人はいないかもしれません。
お互いに仲良くなろうとしても仲良くなれないハリネズミのジレンマのように人間らしいのです。
初対面では自分を見せて傷つけられるのが怖くて人間関係が嫌になるというのは確かにあるのですが
一度、蟹座の中身や優しい性格や愛というものに触れると心が通じ合う体験をするかもしれません。
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